祖父に好きな食べ物を聞いてみた話
前回の記事で、24年間帰省し続けているという話をしましたが、それだけの年数があっても知らないことって結構あります。
祖父は塩辛いものや辛いものがとにかく好きで、何にでも醤油や塩やわさびや一味をたっぷりつけて食べます。
幼い時はなんとも思ってなかったけど、少し賢くなってきたころに「ジジは高血圧になって病気になる」と確信していました。
そんな孫の心配をよそに、現在まで塩辛いものを食べ続けていますが、むしろ低血圧なくらいで、なんの病気もせず、健康診断の結果も良好で、今日もピンピンしています。
今朝も幸せそうに醤油せんべいを食べていました。
それを見ていると「そういえばジジの一番好きな食べ物って知らんな」と思い「なにが一番好きなん?」と聞いてみました。
「う〜ん、別にあらへんなぁ。正月は鴨肉が食べたいのぉ」と一言だけ。
結局一番好きな食べ物はわからなかったけど、それをきっかけに「俺はスマホを使ってみたい」「仕事中にこんなことがあってな」「ババもそんな風に絶対おもってるはずやねん」「ドクターxの再放送が楽しみなんや」など、元々そんなに口数の多くない祖父が結構話し出した。
どうでもいい話でも、とりあえず話しかけてみるもんだなと思った年末でした。